私はキキララ推しだ。
これは、ごく最近私と関わりがある人なら誰もが知っているような事実である。
それくらい、キキララ推しであることを前面に出して生きている。
しかし、実は、私のキキララ推し歴はまだ浅い。
キキララに注目することになったのは2021年の1月からである。
この記事を作成している現在は、2022年の11月なので、まだキキララ推しになって2年にも満たないのだ。
では、2021年の1月に何があったのか?さっそく紹介していこう。
デビュー45周年記念「キキ&ララ展 星に願いを…」
私がキキララにハマったのは、2021年の1月に京都で行われた「キキ&ララ展」がきっかけだった。
2020年がキキララのデビュー45周年記念ということで、ちょうどその時期に展示が開催されていたのだ。
私は、もともと、美術館を訪れることや、アート、エンターテインメント作品の展示を観にいくことが好きで、自分が特に詳しくないものの展示でも、ときどき足を運ぶことがあった。
ちなみに、私にとって作品を鑑賞するということは、他人の作品——世界の切り取り方 に触れることで私も自分の感性のままに生きようと勇気づけられることや、エネルギーをもらえるという側面が大きい。
このキキ&ララ展も、実は、特に何か思い入れがあったわけでもなく、なんとなく前売券を購入していたものだった。
むしろ、自分はなぜこの展示の前売券を買っていたんだろう?と自分でも疑問に思いながら、冬の寒さの中、私は会場に向かっていた。
だが、展示を鑑賞したら、予想外に感動してしまったのだ。
私は、自分の人生について、「つらいことや自分を否定されることがたくさんあったけど、それでも自分の人生を失わずに生きのびている」というように捉えている。
そのため、私は、他の人や動物…あるいはキャラクターからでも、「生きのびる力の尊さ」のようなものを感じ取ると、すぐに感情移入してしまうところがある。
キキ&ララ展に行くまで、私は、キキララに「生きのびる力の尊さ」のようなものがあるとは考えたことがなかった。
しかし、展示では、キキララが1975年に誕生してから、人気が低迷することがあっても、デザイナーたちが時代に合わせて様々な工夫を凝らし、現在も活躍していることが、それぞれの年代のグッズや原画とともに紹介されていた。
それは、「生きのびる力の尊さ」そのものであり、素直に感動したのだった。
思い返せば、私はそれまで特にキキララ推しではなかったが、クリアファイルや手帳など、キキララが描かれたものを選んで買ったことがあった。
それも、私が生まれる前に誕生したキキララが、決して楽にではなく、戦略を立て試行錯誤しながら時代を生き抜いたから、今でもサンリオの人気キャラクターとして展開されていて、
さらに、キキララに特別に思い入れがあるわけではなかった私にも、それらの商品が魅力的に見えたということだったのだと気づいた。
キキララとその周りの人たち、すごいな…。
また、展示会場では、キキララが歌っている曲が数曲繰り返し流れていた。
私は、何度も言うようだが、そのときはキキララ推しではなかったため、それらが何の曲か全く分からなかったのだが、そのうちの一曲が、すごく自分の好きな感じの曲だった。
この曲は、後で調べて、キキララと、りさりん(内田莉紗さん)、さくらん(谷さくらさん)のユニット「Twinkle Stars」の楽曲「☆ほしものがたり☆」であることが判明した。
ちなみに、これも後で調べたのだが、覚えている分では、他にかかっていた楽曲は、キキララのオリジナルソング「Star Festival」とThe Jackson 5 の 「I Want You Back」の日本語カバーだった。
そういうわけで、もちろん、キキララの絵柄のかわいさや、キャラクターの優しい性格にも惹かれる部分はあるのだが、主に「生きのびる力の尊さ」に触れ、感動し、私はその日からキキララのことがどんどん気になっていったのだった。
キキ&ララ展から2年近くが経った今でも、私はキキララの情報収集を欠かさないし、これからもしばらくキキララ推しであり続けると思う。
これからも、キキララがみんなを優しく、明るく見守ってくれるといいな。
コメント