【注. あくまで私という一個人の病院選びの方法のお話です。当然、人それぞれどのような観点を重視するかは異なるので、あくまで参考程度に読むようにしてください。一概に今回私が選んだ条件の病院・クリニックをお勧めできるわけでも、逆に選ばなかった条件の病院・クリニックがお勧めできないわけでもありません。】
今月から主治医が違う先生になった。
主治医変更は2回目であり、どちらも私の都合ではなく先生の事情によるものだ。
とりあえず、今回の交代はスムーズに進んだので良かったが、先生の交代についてこれまで考えてきたことを書こうと思う。
病院について、通った順番に
Aクリニック/A先生:初めて行った精神科で、しばらく通った
Xクリニック/X先生:2番目に行った精神科で、一度しか行かなかった
Bクリニック/B先生→C先生:3番目に行った精神科で、院内での主治医の交代があった
とする。
2番目のクリニックへ行くのに数ヶ月かかった理由は?
最初に通っていたAクリニックではA先生の診察を継続して受けていた。
しかし、先生の都合で、私が通っている時間に先生が診察することができなくなってしまった。
Aクリニックには、その先生しかいないため、A先生に診てもらえなければ必然的に他の病院に行くことになる。
他の病院に行くときに、もちろんAクリニックから紹介状は書いてもらうのだが、新しい病院の予約は自分で取らないといけない。
そこで、ある問題が生じてしまった。
私は、
「自分は、比較的症状が重いわけでもなく
生活上の支援もさほど受けずに済んでいるし、
病院には行かない方がいいのではないか?
自分は病院に行ってはいけないのではないか?」
という思いをどこかでずっと持っているのだ。
文字にすると簡単な言葉のようにも見えるが、それは自責の念に近いような、頭の底の方に横たわっている暗く重苦しい感情である。
そのような思いもあり、一度通院が途切れてしまうと、新しく病院の予約を取るのが心理的に難しくなってしまった。
そうこうしているうちに、病院に行ってはいけないのではないか?でも本当は行きたいような気もする…など葛藤も酷くなり、精神状態は余計に悪化し、
しかし、数ヶ月後になってようやく、なんとか私の状態を知ってくださっている方に背中を押されるような形で、次に行くこととなるXクリニックの予約を取ることができた。
だが、Xクリニックに通い続けることにはならなかった。
思わぬ落とし穴? Xクリニックに通えなかった理由
Xクリニックについては、自ら進んで通おうと思っていたわけではない。
AクリニックでA先生が担当できなくなった患者は、患者からの特別な要望がない限り、病院どうしの連携のもと適当に近隣の病院やクリニックに振り分けられていった。
Xクリニックは、それにしたがって行くことになったところだった。
だが、逆にXクリニックに通いたくない理由も行く前までは見つからず、よほど自分のコミュニケーション上で相性が合わない先生でもない限り、そこに通おうと思っていた。
しかし、思わぬところに落とし穴はあるものだ。
病院に行くまで気づかなかったのだが、Xクリニックに行くまでには、ある不快な場所を通らないといけなかったのだ。
そこは、誰もが嫌な気持ちになるような場所というわけではなく、非常に個人的な思い出のせいで憂鬱になってしまうような場所だった。
それでもたどり着いたXクリニックで、初めて会ったX先生に場所の話をすると、
「精神科というのは、やはり患者さんにリラックスしていただくために来てもらっている部分もありますので、そういう事情でしたら他の病院を探された方が良いと思いますよ」
というようなことを言われた。私もそれに納得したので、Xクリニックにはそれ以上通わず、他のクリニックを探すことにした。
私が考えた理想のクリニックの状態とは?
さて、では次にどこのクリニックに行くのが良いのだろうか?
ここまでの経験をもとに私は本気で考え始めた。
まず、Aクリニックから転院しなければいけなくなった原因の一つは、Aクリニックにいる先生が一人だったからだ。
複数人の先生が診察しているようなクリニックであれば、あくまで推測だが、一人の先生が診られなくなっても、院内の他の先生が診ることになるだろう。
そうなれば、新たに別の病院に自分で予約を取ることも、「自分は病院に通ってはいけないのではないか?でも本当は通いたいのでは?」などと葛藤することも避けられそうだ。
次に、Xクリニックでぶち当たった、場所の問題である。
物理面では、遠すぎるところだと通いにくい。心理面では、近すぎるところだと変な思い出が蘇って通いづらいかもしれない。
近くもなく遠くもなく、AクリニックとXクリニックの近くの駅から一駅ほど離れたところはどうだろうか?
そこで
- 複数名の医師が診察を行っている
- 近くもないが遠くもなく、あまり思い入れのない場所にある
という条件をもとにインターネットで検索して探したところ、見つかったのがBクリニックだった。
Bクリニック内での主治医変更
そのまま、またしばらくの間はBクリニックのB先生のもとに通い続けることができていた。診察の話も、気が向いたらどこかに書こうと思う。
しかし、どういう事情かは知らないが、B先生はBクリニックを離れることになってしまった。
…さあ、私はどうなってしまうのか?
B先生の患者は、私が以前予想していた通り、特に患者からの要望がなければ院内の他の先生たちに引き継がれて診てもらうことになった。
そこで、私もBクリニックで診察をされているC先生に診てもらうことになった。
C先生の初回の診察では、特に問題はなさそうだったので、そのまま診察を継続することになった。
院内での主治医の変更で特徴的だと感じたのは、カルテもそのままB先生からC先生に引き継がれていたということだ。
先生に一から全てを打ち明けるわけでもなく、とはいえ、前から通っているわけでもない、不思議な感じだった。
結果的に、予想通り今度の主治医交代では葛藤にさらされることもなくスムーズにいくことになって良かったのだと思う。
今後、どのような状況でどう転院したり終診になったりするかは分からないが、また何かあれば更新しようと思う。
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